『理想の自分』を実現するためには、”未来から逆算”して考えるのがポイントです。
今回は、未来の『理想の自分』から逆算する人生設計について、下記の3ステップをご紹介します。
1. ”9年後にどうなっていたいか”を「ゴール」として設定する
2.「ゴール」から逆算して、3年ごとのステージの変化を設定する
3. 3年後のステージから逆算して『3カ年計画』を立てる
未来の「理想の自分」を描くにあたって
まずはじめに、「理想の自分」を決めましょう。
”未来に自分がどうなっていたいか”を考えます。
このとき大事なポイントは、
制限を取っ払い”自由に”理想を思い描くこと。
人はつい、現在の自分の延長線上に未来像を描いてしまいがちですが、
その考え方では、「過去が未来を決める」の呪縛から逃れることができず、
結局今と変わらない自分を生き続けることになってしまいます。
いまこれを読んでくださっている方は、
自分を変えたい
自在に自分の人生をつくり上げたい
理想の自分を叶えたい
と、向上心をもって取り組む意欲のある方だと思いますから、
自分の可能性を制限してしまうのではなく、
本来の自分を解放することで、自分が本当に望んでいる人生を自分の手で作り上げる
という姿勢で取り組んでみてください。
「今の自分の実力はこの程度だから、未来もこんなもんだろう」という意識は、
”結局自分は変われない”という前提を強く握りしめることになってしまうということに気づきましょう。
”9年後にどうなっていたいか”を「ゴール」として設定する
では具体的に、
”9年後”にあなたはどうなっていたいでしょうか？
まずそれを、これから目指す「ゴール」として設定します。
いま25歳だったら、34歳の自分
いま35歳だったら、44歳の自分
いま45歳だったら、54歳の自分を
なるべくリアルに、自分の未来の姿を映像としてイメージしてみましょう。
ちなみになぜ9年で設定するかと言うと、
3年後、6年後では、未来としては近すぎる（現実的すぎる）ため、
結局現在の自分の延長線上で未来を考えてしまい、自由に理想の自分を描くことができない恐れがあるからです。
逆に20年、30年先となると、
技術革新により世の中の変化のスピードが加速しているいま、時代の変化が予測できません。
また、自分自身個人の状況も（家族含め）どうなっているか想像するのは難しいでしょう。
そうなると、描く未来像がふわふわと抽象的過ぎて、「ゴール」としてのイメージ効果が弱くなってしまいます。
「ゴール」から逆算して、3年ごとのステージの変化を設定する
さて、”9年後”をまず「ゴール」として設定し、
そのときどんな自分でありたいか、という理想像を設定していただきました。
わたしの感覚では、
3年間本気でやれば、人生のステージが変わります。
そのため人生計画を立てる場合、3年を単位として考えることが多いです。
では、9年後の「ゴール（理想の自分）」から逆算して、
”3年×3ステージ”の区切りで、人生のステージがどのように変化していくだろうか考えてみましょう。
この段階では、ざっくりと”ステージの変化”について考えます。
9年後が理想の自分なら、6年後の自分はどのステージにいるでしょうか？
3年後の自分は、どのステージにいるでしょうか？
実際にノートを開いて、自分が思い描くイメージを自由に書いてみましょう。
3年後のステージから逆算して『3カ年計画』を立てる
9年後の理想の自分から逆算して”ステージの変化”を書く作業、すごくワクワクしませんか？
この”9年後”という設定が絶妙でして、
どうなっているか予測もつかないけれど、本気で取り組めば今とはまったく別ステージの自分になれている可能性は充分に考えられる。
つまり、9年後の理想の自分が「夢」ではなく、「自分次第で実現できる未来」に思えてくるのです。
そう思えたら、こっちのものです。
ノートに書いた”3年後の自分のステージ”を見てみましょう。
今の自分から到達できそうな気がしてきませんか？
では最後に、”3年後の自分のステージ”を実現するための、今日からはじめる『3カ年計画』を立てましょう。
ここではじめて、具体的な行動ベースでの計画を立てます。
今から3年間となると、だいぶ現実的にイメージできると思います。
理想の自分は自由に。
実際の行動は具体的に。
3年後から逆算する視点で見ることによって、今これから自分がやるべき行動が見えてくるはずです。
今日からはじめる
『3カ年計画』を立てたら、最後に『今日やること』をひとつ決めて実行しましょう。
この記事を読んで終わりにしてしまえば、また明日からも今日と同じ日々が続きます。
「変わりたい」というあなたの願いを実現できるのは、この世界であなた自身ただ一人だけ。
もっと自分であることを楽しみませんか？
世界はもっと広くてもっと自由。
