「なんだか現状にモヤモヤしている」
「人生もっと楽しく生きたい」
そんなパッとしない人生を変える方法、
それが「書くこと」です。
書くだけで、モヤモヤを解消できるの?
書くだけで、人生が楽しくなるの?
それが、
できるんです。
なるんです。
今回は、
そんな人生を変える2つの「書く」についてお話しします。
「書くこと」がパッとしない人生を変える
普段、書いていますか?
学校のレポート、仕事上の文書・・・ではなく、
自分の気持ちや考えを文章として書く習慣はあるでしょうか?
かく言うわたしも、書くことをしてこなかった側の人間です。
もともとおしゃべりが苦手で、さらに文章を書くのも下手くそ。
うまくできないとわかっていたからずっと苦手意識があり、自分の気持ちや自分の考えを言葉にすることから長年逃げ続けてきたのです。
しかし、
「なんだか現状にモヤモヤしている」
「人生もっと楽しく生きたい」
・・・でもどうしたらいいのかわからない。
そんな思いが限界を超えて溢れ出し、どうにも行き詰まってしまったことから、「書くこと」を始めたのです。
・自分と向き合うために一人で行う「書く」
・外に向けて発信する行為としての「書く」
この2つが、私自身を変え、そしてわたしの人生の在り方を変えました。
自分の望みを知るために「書く」
「なんだか現状にモヤモヤしている」
この悩みの本質は何かというと、
自分の望みがわかっていないということ。
自分の望みがわからないということは、自分の気持ちを自分がわかっていないということ。
なぜ自分の気持ちがわからないのかというと、自分との対話不足。
そして自分との対話の手段が「書く」ことなのです。
いやいや、普段いつも頭の中で考えてるよ~
そう思うかもしれませんが、
モヤモヤしているということは、頭の中でカタチになってない思考がぐるぐるしている状態。
これを解決するのが
自分と向き合うために一人で行う「書く」
なんです。
モヤモヤしている頭の中は、言ってしまえば、
おもちゃがそこら中に散らかってひっちゃかめっちゃかになっている子供部屋のような状態。
だからまず、頭の中にあるごちゃごちゃした思考や言葉になってない思いを全部ノートに書き出します。
何も考えずにただひたすら頭に浮かんだものを文字に変換する。
あ~今日も疲れた~ 夕飯何にしよう~作るのも面倒だなぁ~お惣菜買って帰ろうかな~
それにしても今朝の部長のあの言い方はないよね~ もっと言葉を選んで欲しいわ~
そうだ、今思い出したけど請求書まだ払ってなかった 明日までにやらなくちゃ~
ってなぐらいなんでもありです(笑)
頭の中を空っぽにするつもりで、手を動かし続けます。
これを毎日続けていると、だんだん頭の中がクリアになってきます。
子供部屋の床が少し見えてきた状態です。
さらに書き続けていくと、心の奥底にあった思いや忘れようと抑えつけていた気持ちが出てくるようになります。
片付いてきた部屋の中に、幼いころから一緒にいた懐かしいぬいぐるみを見つけたような感覚。
そんなふうに素直な感情を書けるようになってきたら、次はノート上で自分に問いかけてみてください。
どうしてそう感じたの?
本当はどうしてほしかった? など。
最初のうちはすぐに答えが返ってこないかもしれません。
でもそれは慣れていないだけ。
根気よく自分自身に話しかけていると、きっとそのうち隠していた本音を話してくれるようになります。
やってみるとわかるんですが、気持ちってそんなに単純じゃないし、白黒はっきりしていないことの方が多い。
どれが本当の自分の気持ちなのかなんて、書けば書くほどにわからなくなるくらい色々絡み合ってるんです。
それでも出来るなりに自分自身との対話を続けることで、見えてくる道筋がある。
それがあなたの心からの「望み」です。
他人から与えられた理想像ではなく、自分の心の中に見つけた「自分の望み」。
それをわかってあげることができれば、この先どうしていったらよいかの見当がつく。
それが日々のちいさな行動を変え、モヤモヤしている現状から、人生の流れを変えていきます。
主体的に生きるために「書く」
「人生もっと楽しく生きたい」
この悩みの本質は何かというと、
主体的に生きていないということ。
人生が楽しくないと感じるのは、楽しさが外側から与えられるものだと思っているから。
自ら楽しむという主体性を欠いた、受動的な生き方をしてしまっていることが原因です。
これを解決するのが、
外に向けて発信する行為としての「書く」をすること。
これによって、人生に対する姿勢を変えることができます。
わたしもつい最近まではブログもSNSも見る専門だったので言いますが、
流れてくる文章の表面だけをなぞって知った気になり、ダラダラと情報を消費しては何かしたつもりになっているその姿勢。
まさに受け身の人生そのものでした。
あなたが30秒で読み終わるその文章、
書いている人はそれにどれだけ時間をかけているか考えたことがありますか?
読むだけならほとんどエネルギーも使いませんし、画面をスクロールすればいくらでも新しい情報が湧いてくる。
しかし、文章を書くとなるとものすごく時間とエネルギーが必要で、かつ自分が手を動かさないと文章は完成しない。勝手に湧いてくることはないんです。
つまり、書くってめちゃくちゃ主体的な行為なんですよね。
わざわざ自分の時間とエネルギーを投じて、自分が手を動かさないと、書き上げることはできない。
だから「書く」だけで、人生に対する態度そのものが、受動から能動にシフトする。
わたしが書くことを始めて気づいたのは、
書きたいことがあるから書くのではなく、
書くから書きたいことが生まれるということ。
書くという目的があるから、書く対象を探す。
すると、自分が経験したことや人に聞いた話、そこから自分が感じたことや考えたことなど、日常の中には「書く対象」になるものが意外と多くあることを知る。
そしてそれを文章にすることで、自分の思いがカタチを与えられ、さらに世界の他の誰かに届くかもしれない。
同じひとつの人生経験であっても、それを書くのと書かないのとでは、人生に与える豊かさの濃度が全く違う。
「書く」ことにより、人生が2倍にも3倍にも豊かに、そして楽しくなるのだということに気づいたのです。
過去のわたしは、
何か面白いことないかな〜
別に不幸ではないけど幸せでもないな〜
と、人生の物足りなさの原因を外側に求めていました。
しかし本当は、自分が生きている中で日々経験することや人との関わり、そしてそこから生まれる自分の気持ちや考え、それらが人生を彩り満たし、楽しみを生み出しているのだということ。
書くことによって、それらに視線が向くようになり、気づかされたのです。
書くことには人生を変えるチカラがある
「書く」こと自体は、やれば誰にでもできることです。
書くことで、自分自身をより深く知ることができ、日々の経験から得られる豊かさをより濃いものにしてくれる。
大げさでもなく、人生を変えるチカラがあります。
だからわたしは、書くことをおすすめしたい。
「なんだか現状にモヤモヤしている」
「人生もっと楽しく生きたい」
そんなふうに過去のわたしと同じように悩んでいる人こそ、書くことの効果をより強く実感できるはずだから。
書くことでどう人生が変わるか。
それは、書いてみた人、書き続けている人にしかわからない。
そして、これからも書き続けると決めたわたし自身は、この先の人生の展開が楽しみで仕方がないのです。