こんにちは。
わたしが会社を辞めて
自由な時間を生きられるようになって、
気づいたことがあります。
それは、
これまで自分の望みだと思っていたものが、
本心からのものではなかったという事実。
これに早い段階で気づけたことが、
わたしにとっては幸運なことでした。
いまのあなたにとっての望みは何でしょうか?
その望みの目的について、
考えたことはありますか?
ストレスを積み上げる毎日
かつて会社勤めをしていた頃は、
一日の中にいくつものストレス要因があり、
それらを積み上げるような生活をしていました。
・朝が苦手なのに早く起きなければいけない
・苦痛なのに満員電車に乗らなければならない
・納得いかないのに業務命令に従わなければならない
・上司の不機嫌に振り回される
・無駄な業務に時間を取られる
・ランチに食べたいものを食べられない
・会社の人間関係でイライラが溜まる
・理不尽なクレーム対応に疲れ果てる
・疲れていて食事を作る気力もない
・毎日のランチ代や外食で出費がかさむ
・健康に悪いとわかっているが偏った食生活になる
・土日は寝てダラダラするだけで終わる
・長期休みが取れないので旅行にも行けない・・・etc
ストレスのない日など、
一日たりともありません。
週末も気持ちが休まるヒマはなく、
翌週のことを考えるだけで気分はどんより。
こんなふうに、ストレスに潰されそうな
毎日を過ごしているのは、
決してわたしだけではないはず。
むしろ、日本でサラリーマンとして
働いている人たちの多くは、
日々抱えきれないほどのストレスを
相手に奮闘していることと思います。
ストレス状態で欲するものは本当の望みではない
仕事や人間関係、家庭での
絶え間ないストレス。
そんな気の休まらない状態で、
わたしたちは知らず知らずのうちに
体力・気力を大きく奪われています。
これは人として正常な状態とは言えません。
そんなストレスフルな状態で、
人が望むものは何だと思いますか?
・ストレス発散になりそうなこと
・ツラい現実から逃避できそうなこと
そんなものを求めてしまうのは、
自然なことだと思います。
かつてのわたしは、
・寝ることと食べることが趣味
・甘いもの、お菓子が好き
・お酒、一人飲みがやめられない
・買い物で物欲を満たすのが好き
・資格を取得したい
こんなことを言っていましたが、
これらはどれも、
日々のストレスを発散するために
やっていたことであり、
辛い現状から逃げるために
欲していたものでしかありませんでした。
そのことに気づいたのは、
会社を辞め、100%自由な時間を過ごすのが
自分にとって当たり前になってから。
・時間を自分のために使うのが当たり前
・ストレスがないのが当たり前
そんな日常を手に入れたときに
初めて気づいたのです。
甘いものも、お酒も、物欲も、
もはや今のわたしは全く欲していない。
それらは、過去のわたしが
ストレス発散と現実逃避を目的に
欲していただけのものでした。
お金も時間も最終目的ではない
もうひとつ、
本心の望みだと誤解しがちなことについて。
・お金の余裕が欲しい
・自由な時間が欲しい
これは、多くの人が望みとして
挙げるものだと思います。
しかしこれらは、
望みとしての最終目的ではないということに
気づいていますでしょうか?
お金と時間を得ることだけを目的にして
すべてを犠牲にしてひたすら仕事に打ち込み、
やっとお金と時間の自由を手に入れたという人が、
燃え尽き症候群になり、
動けなくなってしまったという話を
聞くことがありますよね。
これは、
お金と時間を得たその先を見ていなかったから。
お金と時間さえあれば幸せになれると
勘違いしていたからなのです。
満たされた状態で何を望みますか?
生活するのに充分なお金と、
自由に使える時間を持っている状態。
それが本当のスタート地点です。
お金と時間に満たされた状態で、
あなたは何を望むでしょうか?
何をしたいと感じるでしょうか?
それこそが、本当の意味で
目的として心に持つべき望みです。
わたし自身もツラかった時期は、
現状の苦しさから抜け出したい一心で、
お金と自由さえ手に入れば
すべてが満たされ幸せになれると思っていました。
しかし、会社を辞めて、
時間がすべて自分のものになり、
何もせずとも暮らしていけるという状態になったとき、
満たされているはずなのに何か足りない
というはじめての感覚を得ました。
今まで望んでいたものは手に入ったはずなのに、
幸せかと聞かれると、何か違う気がするのです。
そう。
お金と時間が満たされているのは、
あくまでスタート、ゼロ地点でしかありません。
まだ何も始まっていなかったのです。
ここから、自分がどうしていきたいか。
それこそが、自分にとっての望みだったのです。
自分の人生のゴール。
最終目的地として設定すべきものは、
果たして何でしょうか?
大切なものを見失わないために。
人生で迷子にならないために。
今ここで考えてみませんか?